2014年3月20日木曜日

必要保障額の考え方

生命保険の多くの加入者が、加入の目的を家族の生活保障としていると思われます。世帯主に万が一のことがあった場合も、家族が生活を送っていけるよう生命保険をかけているのではないでしょうか。

すなわち、必要な保障額は、残りの家族が将来生活に困らない額と言えます。残された家族が今後十分な生活ができるための必要な保障額とは、「遺族の生活費+各種経費-収入見込み額」でおおよそ計算できます。

遺族生活費とは、末子が独立するまでの家族生活費と、末子が独立した後の配偶者の生活費です。末子が独立するまでの家族生活費は現在の70%程度、配偶者の生活費は現在の50%が妥当と言われています。

これらのほかに、家やマンションの修繕費や修理費のほか、子供達の学費などが必要になります。子供ひとりの教育費は、生まれた時点で1300万円、小学校入学時点で1200万円、中学校休学時点で1000万円、私立高校入学時点で800万円、私立大学入学時点で500万円が大体必要とされています。

これらの合計から収入見込み額を差し引きます。なお、収入の見込み額は、夫婦が共働きかどうか、残された家族に働ける人がいるか、遺族年金がもらえる人がいるかなどのほかに、貯蓄額によっても変わります。





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